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日本勤労者協議会連合会
にほん勤労者ネットワーク

106号目次No.107 2012年3月28日

日本勤労協全国幹事会を開催
「原発いらない3・11福島県民大集会」
東北から訴える
東北ブロック勤労協会長 茂木憲夫

「再稼動を許さない
さようなら原発1000万人アクション」


ブロックの動き・県連の動き
 東北ブロック勤労協
 宇都宮市雀宮勤労協
 静岡県勤労協
 静岡県東部ブロック勤労協
 
日本勤労協掲示板


発行日本勤労者協議会連合会
Tel&Fax 054-273-5130  E-mail shizuoka@kinrokyo.net

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日本勤労協全国幹事会を開催

当面の活動計画を確認しました

 2012年2月7日、静岡市清水地域勤労協において第2回幹事会を開催しました。今幹事会の検討事項は、熊本全国総会において以下の運動方針として確認されました。

  1. 市民が担う新しい公共の概念、住民・行政と協働のまちづくりに積極的に参加しよう。
    自前の自治体議員を確保するために頑張ろう。
  2. 平成の市町村合併による組織的困難を乗越え、勤労協組織の再確立しよう。
  3. 護憲・平和・反核の運動を地域から取組もう。
  4. 球環境問題などに取組もう。福島第1原発事故の教訓から、脱原発・再生可能エネルギーへの転換を目指す闘いを高めよう。

【1】

 今年は各ブロック総会の年となります。各ブロックは充分な連絡を取りあってブロック総会を成功させよう。 その後の政治状況を踏まえて以下の課題も方針化していこう

  1. 税と社会保障の一体改革路線の消費税引上げが先行することは許されず、消費税の増税に反対する。
  2. 脱原発と再生可能エネルギーへの転換を求める運動の展開、原発再稼動の反対する運動を展開する。
  3. 格差是正の取組み{労働者派遣法の改正}に向けて運動を展開する。

【2】

東日本大震災による、義援金カンパを取り組みましたが、現在の集約状況は充分なものとなっていません。まだ取組んでいない地域は、東北地方の現状を認識して頂き、引き続きカンパ集約をお願いします。

◎日本勤労協義援金カンパ受付口座のご案内

  • 静岡県労働金庫 本店 普通口座 5879886
  • 口座名義 日本勤労協東日本大震災支援金
  • 会計 橋本勝六(ハシモト カツロク)
  • Tel 054-366-6888

【3】

 日本勤労協資金確保のため「喜多方ラーメン」の販売目標を達成しましょう。日本勤労協は各県連合に対してラーメン要請数を提示してあります。まだ未納の県連は早急に取組みをお願いします。

【4】

26回勤労協全国総会は下記日程で関東甲信越ブロックが準備を進めていきます。

開催日時 2013年6月16日(日)〜17日(月)
開催場所 新潟東映ホテル 新潟市中央区弁天2-1-6

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「原発いらない3・11福島県民大集会」

〜安心して暮らせる福島をとりもどそう〜

原発いらない3・11福島県民大集会

 昨年の東日本大震災・福島原発事故1周年である3月11日(日)14時より郡山市の開成山野球場にて、「原発いらない!3・11福島県民大集会」が開催された。開催に先立ち13時よりオープニングコンサートとして、詩の朗読(和合亮一さん作)や加藤登紀子さん他を迎えて歌と連帯のあいさつを受けた。

 この大集会には、北は北海道から南は沖縄までの各種団体・個人が16000余人が参加した。当初内野席だけの予定でしたが、入りきれなくて外野席も開放した。

 開会のことばは、実行委員会委員長の竹中柳一さんが、大集会参加者へのお礼と「3月11日は決して忘れてはならない特別の日になりました。地震、津波により多くの人々が命と財産を失い、原発の事故により放射性物質の拡散により、不安と苦しみの中で生活しています。現在の私たちの苦しい状況をお互いに共有しながらこの思いと決意を新たにし、大きな変革の始まりとなることを願います」とあいさつした。

 そして呼びかけ人代表の清水修二さん(福島大学副学長)は「放射能災害の悲劇的な災厄のひとつは人心の分断です。放射能により私たちの力がバラバラにされました。この分断を乗り越えて、心をひとつにして前に進みましょう」と訴えた。

 連帯のあいさつとして、作家の大江健三郎さんは「政府・電力会社は原発再稼働の動きがあり、子供たちの将来が心配である。ドイツは原子力委員会、国会が原発廃止を決定した。第2、第3の原発事故が起きれば将来の日本人に対して倫理的な責任を負うことになる。原発事故は絶対に無くさなければならない、それは原発を廃止すれば出来る。近い将来、小中高で原発を止めることを決定しましたと想像する」とあいさつした。

原発いらない3・11福島県民大集会

◆ 県民の訴え ◆

◆カンノトモコさん(小学生二人の母親): 逃げる・逃げない、マスクする・しない、食べる・食べない、洗濯物干す・干さない、と葛藤して原発事故により米沢に越した。仕事で米沢から福島に通っている。
◆スギノゲンキさん(男性有機農業家): 耕したくても耕せない農地が汚染により沢山ある。人と原発は共存できない。変えよう日本、がんばろう。
◆サトウさん(女性漁業従事者): 両親・家・船が流された。今はガレキの片付けをしているが、福島のおいしい魚を届けたい。
◆カンノヒロシさん(男性農家飯舘村): 村で農業は出来ない、どうやって生きろと言うのか、誰も教えてくれない。国と電力会社は責任を、希望がもてる施策を打ち出されていない。
◆スズキミホさん(女子高校生): 川内村から郡山に避難している。原発事故は人災である、原発事故がなければ津波から大勢の人たちを助けられた。
◆タチバナリュウコさん(女性浪江町): 避難所を9カ所転々とした。千人いれば千通りの苦しみがある。浪江町には当初避難指示がなかった。避難生活は戦争当時を思い出された。反原発を生きる支えにしている。原発は人の意志で止められる。


 県民の訴えの途中、14時46分に1分間の犠牲者を悼み黙祷をした。そして集会宣言が提案され全員で採択した。閉会のことばで終了した。

原発いらない3・11福島県民大集会

 集会終了後、郡山在住・県内在住・県外参加者の3コースに分かれてデモ行進をした。翌12日(月)相馬市の海岸付近を中心に津波被害状況を視察した。ガレキは分別され、集められていたが、処理は進んでいない。津波により土台を残してさらわれた家、1階部分がなくなった家等、河の護岸が削られたり、ガードレールが曲がっている所が多数あった。

(報告 静岡県清水地域勤労協 宮内朝次)


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東北から訴える

東北ブロック勤労協会長 茂木憲夫

 私たち東北に暮らす者にとって、永久に忘れることのできない「2011年3月11日午後2時46分発生の大地震・大津波・そして東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故」から早一年を迎えました。

 この間、全国の仲間の皆さんから寄せられました心温まるお見舞い、激励、義捐金の数々は、大きな勇気と復興への気概を与えてくださいました。また、絆・連帯・結いの心など、言い表せないほどの感動をも与えてくださいました。「本当にありがとう」、心から感謝と御礼を申し上げます。

 今、宮城県や岩手県では復興の槌音が聞こえるようになりましたが、道程はまだまだです。福島県においては、原発事故による放射能によって汚染され、復興への道程はおろか、日々の生活が脅かされています。加えて風評被害は、全産業にわたって悪影響をもたらしているのが現状です。

原発立地地域をはじめ、県内は警戒地域・計画的避難地域と線びかれ、
 「故郷にいつ戻れるのか、戻りたくても戻れない」
 「家はどうなっているのか」
 「家畜やペットはどうなった」
 「農地はあっても、米が・作物がつくれない」
 「海があっても漁ができない、海に入れない」
 「働きたくても働く場所がない」
 「子供たちがバラバラになった学校はどうなる、教育はどうなる」
 「子供の健康は、子供の将来の生活はどうなる」

 言い表しようのない怒り・恐怖・悲惨さがずっしりと重くのしかかっています。それでも東北は、福島は、決して負けない、くじけない、元の故郷を取り戻すために頑張って生き抜こう、復興へ立ち上がろうと決意しています。

 全国の仲間の皆さん、この現実を私たちと共有してください。そして激励と絆の輪を一層拡げてください。この愚かな人災を再び起こさない決意を全国津々浦々まで拡げてください。

 それは脱原発です。燎原の火のごとく脱原発の運動を拡げてください。私たちは、地域で安心・安全・平和な社会づくりを、勤労協の仲間と共に頑張っていきます。全国の仲間の皆さん、一層の連帯・激励をお願いいたします。

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「再稼動を許さない さようなら原発1000万人アクション」

再稼動を許さない さようなら原発1000万人アクション

 3月24日13:00より、東京・日比谷野外音楽堂を会場に「再稼働を許さない さようなら原発1000万人アクション」集会&パレード(デモ)が開催され、朝から小雨が降り続く天候にもかかわらず、約6000人が参集し、会場は「再稼働を許すな!」の熱気に包まれました。

再稼動を許さない さようなら原発1000万人アクション

内容:
【オープニング】
トーク&ライブ 山本コウタロー 司会:古今亭菊千代
【スピーチ】
鎌田慧 澤地久枝 辛淑玉
【各地、各団体から】
福島現地から 原発事故から一年… 大内良勝
新潟から 柏境刈羽原発6号機停止/東電全原発停止を受けて 小島誠
実行委員団体 原水禁議長 川野浩一
【朗読】
各地からの署名のおたよりから 林洋子
【まとめ】
落合恵子 今後の運動提起、パレード指示
【パレード】 出発ライブ サヨコ


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勤労協

東北ブロック勤労協

東北ブロック幹事会を開催しました

 2月18日(土)岩手県労福会館会議室で勤労協東北ブロック幹事会がありました。活動報告のあと、議題として(1)東北ブロック第14回定期総会(5月27日〜28日・福島県飯坂温泉)(2)震災復興に向けた取組み(3)脱原発への取組み(3・11ふくしま県民大集会(仮称)・福島県郡山市開成山野球場)(4)物資販売について、が話し合われました。なお、会長からは「多くの仲間、団体から寄せられている激励、お見舞い、カンパに心からお礼申し上げたい。宮城、岩手では復興の兆しが見え始めているが、福島では依然として見えてこない。私たち組織の全力を傾けて、復旧、復興に取り組んでいきたい。」と開会挨拶がありました。

(東北ブロック報告文書より 宇津井賢一)


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宇都宮市雀宮勤労協

第16回総会を開催

 1月28日(土)雀宮生協団地集会所で、第16回総会を開催しました。放射能をテーマにした学習会、収穫祭、無料法律・生活相談、ニュース発行、フリーマーケット参加など、前年度の取組みの報告、決算報告の承認があり、議事に入りました。

 2012年度の活動方針では、これまで実施してきた学習会や無料相談の継続開催、ブロック総会への参加、対市要求、ニュースの発行などが提案され、予算案と共に承認されました。最後に新年度役員の選出をして、総会終了となりました。総会当日、2名が勤労協へ加入し、新年度早々うれしい出来事となりました。

【2012年度役員】
会長・斎藤宗昭  副会長・浅井盛夫 筒井肇
事務局長・稲葉茂夫
※3月8日斎藤宗昭会長の急逝に伴い、浅井盛夫さんを会長代行に選任しました。

(雀宮勤労協ニュースより)


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静岡県勤労協

第49回県政懇談会を開催

 2月10日(金)13:30〜静岡県庁本館4F403会議室にて第49回県政懇談会を開催、県勤協連及び各地区勤労協役員29名が出席し次の内容で行われました。

 冒頭、堀内会長から大瀧労働政策課長に川勝知事宛の要望書を提出、進行は福井事務局長及び労働政策課が担当しました。要望書は下記の内容です。

【1】要望書第1項「雇用の創出を始めとした労働施策について」
 (1)新卒者雇用に関する対策
 (2)多極的産業構造の構築

【2】要望書第2項「浜岡原発の安全対策について」
 (1)再稼動の条件
 (2)省エネ社会への転換
 (3)安全対策・指導
 (4)原子力災害対策計画
 (5)放射能検査

【3】要望書第3項「介護・高齢者福祉について」
 (1)介護保険制度(制度見直しが揚げられている項目について)
 (2)介護事業者指導
  など、県の施策について意見交換した。


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静岡県東部ブロック勤労協研修会開催

「地震・原発避難者の苦悩と想いを聞く集い」

 東部ブロック勤労協(伊豆の国市、三島市、清水町、富士市)、静岡県勤協連及び共催団体(全逓退職者組合伊豆支部、伊豆の国市緑と水を守る会)による研修会が、「東日本大震災・福島第一原発事故」により苦しい生活を余儀なくされている「被災者の生の声」を聞いて近い将来に予測される「東海大地震・原発事故」に対してどう向き合うかを考えたいとの趣旨で110名が参加して下記の内容で開催されました。

【日時】 2012年3月18日(日)14:00〜16:00
【場所】 伊豆の国市 四日町公民館
【内容】

14:00 小粥伊豆の国市勤労協会長、福井県勤協連事務局長あいさつ
14:20 「地震・原発避難者の苦悩と想い」
語る人 国分富夫さん(元全逓支部長、地区労・勤労協運動に関わる)
15:30 質問・意見交換
富岡町から三島市への避難者(松村代裕さん)からのメッセ−ジ
原発廃止に向けた運動のアピ−ル
(1000万署名アクション三島市民の会、伊東市放射能から子供を守る会等)
16:00 閉会

 講師(ゲスト)の国分富夫さんには、はるばる避難先の会津若松市から来ていただきました。南相馬市(旧相馬郡小高町)の自宅は、地震・津波での被害は免れたが3月12日午後の福島第一原発の水素爆発で、生後45日の乳児を含む総勢10人と大型犬1匹が車で福島市方面に向け避難。福島市のホテル・旅館は全て満室で、避難所も満杯、体を寄せ合い車中泊。親戚の紹介で南会津町に一時避難生活し、現在は会津若松市で避難生活。

 避難地では「小高会」をつくり、会報発行や相談活動はもとより「納得できる賠償」の早期解決をめざし奮闘しているということでした。来場者は、この体験談に涙し、感嘆し、熱心に聞き入っていました。また、避難先として三島市に来ている方からのメッセージなどもありました。

 続いて、会場を大仁ホテルへ移動し17:30から国分富夫さんを囲んで、32名が参加して夕食懇親会・交流会を開催しました。


ページの上へ 勤労協
4月22〜23日 石川県勤労協第31回研究集会&定期総会 粟津温泉「辻の屋」
5月26〜27日 福岡県勤労協連合会第28回総会・研究集会 原鶴温泉「咸生閣」
5月27日 東北ブロック第27回定期総会 福島県飯坂温泉
6月3〜4日 東海・北陸ブロック第9回総会 石川県山代温泉
6月23日 静岡県勤協連第50回定期総会 静岡県勤労者総合会館

事務局からお願い

 日本勤労協のホームページを活用ください。
 http://kinrokyo.net/(または「日本勤労協」で検索)

 最新の日本勤労協ネットの閲覧はもちろん、バックナンバーも開くことが出来ます。 また、石川県勤労協、永平寺町勤労者協議会(福井県)、栄区勤労者協議会(神奈川県横浜市)ともリンクされ、各単協の活動内容や写真の閲覧ができます。

各ブロック・県連の活動をお知らせください

 日本勤労協ネットワークへの掲載記事をお寄せください。ニュース冒頭記載のアドレスへお送りいただけると助かります。
(日本勤労協のホームページの「問い合わせメール」を開き、日本勤労協へのメールアドレスshizuoka@kinrokyo.netをクリックすると簡単です。)

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